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Story
四七〇年前。万能の力を持つ鬼神が、命の終わりに、自らの魂を日本中にばらまいた。
そして、鬼神の魂のかけらを宿した妖怪「鬼」と、かけらを宿した人間「鬼人」が生まれた。
人間は鬼人を災厄の根源として蔑み、差別していた。
鬼神の力を色濃く継いだ四鬼の一体・水鬼のシグレは、鬼神への信仰心から、その復活と世界の滅亡を計り、
世界を憎む鬼人を構成員とした『神宮団』という組織を率いていたが、その目的を果たせずにいた。
一九八三年(昭和五八年)のある日、
鬼人であるがために夜の間だけ森に放棄される大病院の跡取り息子・天野 雫を見つける。
そして雫が両親を殺したことをきっかけに、シグレは雫の父親の肉体をのっとり、雫の父親として、
雫に鬼神への信仰心を植え付けながら育てていくことに決める。
雫は聡明で素直な美少年だったが、本の虫で、読書のために風呂も入らなければ睡眠もとろうとしない。
シグレは四苦八苦しながら、五年半の年月をかけて、雫を育て上げる。
「信仰」と「仮面」で繋がる”偽りの父子”の物語が、様々な「本」と絡みながら織りなされる――。
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